
昨年末から発売が開始された「PLCアダプタ(高速電力線通信)」だが、色々な販売店で売り切れ状態が続いているとのこと・・・
従来の有線LANや無線LANから比べると、ACコンセントに挿すだけで設定が簡単と言うことから重宝されているのかもしれないが、安易に導入するとストレスを感じることもあるかもしれない。
◎ 意外と多い注意事項
●一番注意しなくてはならないのが、「ノイズ」です。
電気ノイズが発生しやすい電化製品を利用していると、通信速度に影響が出てしまい、転送速度が低下したり、最悪は、通信できなくなります。
ノイズが発生しやすいものとしては、
○充電器(携帯電話用充電器の影響は大きいようです)
○ヘアードライアー
○電気ドリル
○インバーター機器(エアコンなど)
○掃除機 等々
逆にPLCがノイズ発生源となり影響を与える恐れがある物として
○短波ラジオ、通信機器
○医療機器
○ワイヤレスマウス、キーボード
○無線利用のリモコン 等々
これだけ挙げただけで、利用できるのかどうか心配になってきますね。
●PLCは、コンセントを選びます
原則、PLCの電源プラグは、壁のコンセントに挿します。
無停電電源装置(UPS)は、利用できません。
雷サージ対応のテーブルタップ(OAタップ)も利用できません。
●PLC利用は、屋内のみです。
これは、電波法により規制されています。
●家庭内配線で異相間では、通信速度が減衰します。
すこし、専門的で分かりにくいので、以下のサイトを参考にしてみてください。
参考>>パナソニック
注意事項の詳細は、各メーカーサイトを参考にしてみてください。
パナソニック コミュニケーションズ
アイ・オー・データー
◎気になる通信速度
上記の注意事項にもあるように、PLCアダプターの通信速度は、ノイズや屋内配線の影響をかなり受けるようです。
いくつかのサイトで、通信速度の実測結果などの評価も検索するとヒットします。
そんな中から、読み取れるのは、
同相配線のコンセントでノイズ発生機器が無いクリアーな状態で、30〜40Mbps程度のようです。
別口に携帯電話の充電器を繋ぐと、速度は半分以下まで落ちるようです。
そうなると、家庭や事業所では、充電器等のノイズ源は必ずある物ですから、異相間だったりすると、実際の速度は10Mbps程度まで落ちることは覚悟しておいた方が良いでしょう。
100BASE-TXの有線LANの場合で実際には、60Mbps前後でしょうから、とうていかないません。
無線LAN(IEEE802.11g)で、実測が10Mbps前後ですから、PLCの実際の速度は、無線LAN程度か、少し早いぐらいでしょう。
そこで、2万円台の出費を考えると、高速無線LANの導入も比較して良いかもしれません。
<参考>BUFFALO
高速無線LANへの移行には、PC側のカードのコトもあり、出費は大きくなるが、安定感はあるように思えます。
まぁ〜どちらにしても、PLCアダプターについては、世に出たばかりの(やっと認可された)製品ですから、現状の弱点も次第に克服されてはくるでしょうが、現状LAN事情の救世主とは言えず、導入には、それなりの覚悟は・・・使ってみなくては判らない・・・必要ですので、よく考えて購入してください。

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